ヒーラーとの再開と始まり - 心と体の癒しの話
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ヒーラーとの再開と始まり

東京のヒーラーを紹介されて行ったのはそのころだったと思う。
この頃の記憶はどこか朦朧としていて、あんまり覚えていないけれど、助けてほしいというすがるような思いで行った。夫の紹介だった。夫は、知り合いの劇団の座長さんに紹介されて行ったのだった。そこは、舞台関係のクライアントの多いヒーラーさんで、俳優さん、女優さん、ダンサーさんなどが多く通っているようだった。
なにを話したのかは覚えていない。
ただ、ヒーリングが始まると、私は、腕がムズムズしてきて、じっとしているのがつらくなってきた。だけど、ヒーリング中だから、我慢してじっとしていた。すると、ヒーラーさんが 「腕を動かしたいんだね。我慢しないでいいよ。体に任せてごらん」 と言った。ああ、この人にはわかっちゃうんだな、と私は我慢をやめた。すると私の腕は、鳥の翼よろしく、バタバタと羽ばたき始めるではないか!自分でも何故そうなっちゃうのかさっぱりわからないんだけど、とにかくしばらく羽ばたいていた。まじめな気持ちのままで。すると、そのうち私は、なんだか感情が高ぶってきて、泣きたくなってきた。
「泣いていいんだよ」
そういわれて、ああ、やっぱり、と思って力を抜いたら、声まで出てきちゃって、わあわあ泣きだして止まらない。羽ばたきながら。なんて滑稽な姿だろうと、今なら思う。だけどあの時の体は、私の中から噴出してくる何かを素直に出すだけで精いっぱいだった。恥ずかしいとか言ってる余裕なんてなかった。
だけどなんでまた、羽ばたく?泣きながら?
今思い出して、あ、と思い当たる。その姿は私のあの時の気持ち。東京に来て、右も左もわからず、人は冷たく感じられ、縮こまっていた自分が、解き放たれた瞬間だったのかも。
あの日から、そのヒーラーさんと、こんなにも長い長いおつきあいが始まるとは、このときには想像も出来なかった。 このようなヒーリングを受けることのできるところは全国的にあるようです。




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